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ディレクター論 役割について(その1)

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ディレクターはオールラウンダーでなくてはなりませんが、今回はプロデューサー/マネージャーとしての役割と、ディレクターとしての役割の違いについて書きます。

この両者の役割において、立ち振る舞い方が違うということを認識していないと、個人としていくら優秀でもチームはうまく機能しなくなります。

例えば今までサブで入っていた人がメインのディレクションを行い、自分はプロデューサーの立場になるとします。
きっと色々な指摘ポイントが出てくると思いますが、ついついディレクター感覚で指示を出すと現場は混乱します。
指示命令が複数系統から来ることほど、現場が困ることはありません。

プロジェクトチームにおいて組織されるマネージメント層を例えると、以下の役割のようになります。
・すべての結末に責任を負う司令官
・現場部隊の指揮命令権者である軍団長
・その軍団長を補佐し、作戦を練る参謀

プロデューサーやマネージャーといった司令官に相当する人がいる場合は素直に軍団長であり、参謀の役割を担う人がいてくれれば軍団の指揮命令に専念できます。

しかし往々にして参謀の役割を兼任することが多く、場合によってはこのすべての役割を担う可能性がある上に、司令官の立場に立って仕事をするケースも出てきます。

私は、自分が司令官としての立場になるときは「あえて何もしない」か、示唆はしても答えは出しません。当然作業もしません。
よほど深刻な場合は軍団長の権限を剥奪し、自分がその役割を代行することを宣言してから対応します。

軍団長を信任し心中する覚悟で臨み、負け戦になったときはすべての責任を負います。

最近そういう役割も増えてきて、これは軍団長としての役割より何倍も大変なのですが、こうしないといつまで経っても後進は育ってきません。
それは将来的に自分自身のリスクになります。

ディレクターの本分としての役割と、そこから一時的にでも変わった場合の役割の違いを意識することは、組織の要として非常に重要なことで、ディレクターの可能性を広げる一端になると思います。


-----ここからダークサイド。
ということを理想として意図的にそうしているんだけど、なかなか司令官に専念できない。まだまだ、軍団長として任せられる人材に乏しくて、どうしても自分が軍団長にならざるを得ない。

なお、上述の意識も無く、自然にポジションが上がってしまったりして司令官になっている人や、そこにいるうちに怠慢化し後進のことを考えない人、いつまでたっても現場に口を出して掻き回すだけの人は適性が無い。
そういう人をプロジェクトの本流からなるべく離して、かつ当人にとって気分が悪くならないようにするのもディレクターのスキル。

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