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ディレクター論:指揮官

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ディレクターの本来の意味であり本質的な仕事である現場の指揮。コンセントではこの領域だけを担当する場合は進行管理と言います。

そこに焦点を絞った話としたとき、メンバーの信頼を得る原理はごく単純です。
最もよく働く人であればいいのです。

ここで言う「よく」とは、現場の最前線に立ち、的確な判断力を持ってプロジェクトを進行していく以外に余計な感情を持ち合わせないことが不可欠です。

誰かに指揮される受身の立場では、指揮する人物がどの程度の質を持っているか、スキル云々ではなく本能的に察知します。
政治的配慮や余分な気遣いは本来プロの集団である制作チームには不要で、ただプロジェクトの遂行のためにベストな方法を採り続け、その指揮に従えば間違いはないという信仰をメンバーに持ってもらえればいいのです。

当然、現状把握がしっかりできず無茶な要求ばかりしたり、自らは何もしないで命令だけするような指揮官には望めません。
ただ、その信仰が無い限り、指揮官がいかに媚を売ったり、言葉巧みに話をしたりしても、メンバーのモチベーションは決して上がることは無く、むしろ軽侮を深めていくだけです。

小さなプロジェクトではディレクターが進行管理を兼務することが多いですが、大きなプロジェクトになると別のスタッフをアサインします。
そのときの役割分担と責任を明確にし、フォローやコミュニケーションはプロジェクト全体を監督するディレクターが担うようにすると、プロジェクトは上手く回るようになります。

とは言うものの・・・

制作チームの全ての人間がプロ意識を持っている訳ではないし、進行管理は鬼に徹しなさい、と言ってもできる人がものすごい限られます。
ただ、例えばコーダーと同じようにコーディングができたり、デザインの方向性について(ツールが使えなくても)示唆を出せたり、困ったときに代替手段や解決策を瞬時に判断できる人が管理者に立つ場合、そこには信仰が生まれやすいように思います。

そういう意味でも、ディレクターはやはり現場経験が必須であると思います。

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abril 2012

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